豆のもどし方、煮方

お豆のもどし方と煮方

 カゴメ株式会社様の運営する野菜の総合サイト「VEGEDAY」で、「小豆や大豆など乾燥豆の煮方と、おいしく長持ちさせる保存のコツ」が公開されており、このJA帯広かわにしのホームページを出典元の一つとして頂いております。
 「VEGEDAY」様の記事も、ぜひあわせてご覧ください。

小豆や大豆など乾燥豆の煮方と、おいしく長持ちさせる保存のコツ

VEGEDAY

小豆類(小豆・大納言)

もどし方

もどす必要はありません。洗ってそのまま煮はじめてください。
※長時間水につけたままにしておくと、その後煮てもゴリゴリとして煮えなくなります。

煮方
やわらかくなるまでの目安 60〜90分
  1. 鍋に豆の分量の約4〜5倍の水(レシピに水の量を記載のものはレシピに従う)と豆を入れます。
  2. そのまま強火にかけ、煮立ったら弱火にして2〜3分煮、一度ゆで汁を捨てます。
  3. 再度 と同量の水を入れ、皮が破けやすいので弱火でゆっくり煮ます。
  4. 途中で丁寧にアクを取り、吹き上がってきたら差し水をします。

インゲン類(大正金時・大福豆・白花豆・うずら豆等)

もどし方

皮が破けないよう、軽く水で洗ってからもどします。
水の場合 4〜5倍の水に10時間ひたす。
お湯(70℃〜50℃)の場合 4〜5倍のお湯に6時間ひたす。
※保温容器を使用すると温度が一定に保たれます。

煮方
やわらかくなるまでの目安 60〜90分
  1. もどした豆は、水気をきらずにそのまま強火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にします。
  2. 途中アクを取りながら、吹き上がってきたら差し水をします。
  3. 皮が破けやすく煮くずれしやすいので、丁寧に混ぜながらゆっくりと煮ます。

※新豆時期は煮上がりが早いため、煮崩れにお気をつけください。

大豆類(大豆)

もどし方

皮が破けないよう、軽く水で洗ってからもどします。
水の場合4〜5倍の水に8時間ひたす。
お湯(70℃〜50℃)の場合4〜5倍のお湯に5時間ひたす。
※豆によって水につけるとしわがよることがありますが、そのまま水につけておくときれいにもどります。
※保温容器を使用すると温度が一定に保たれます。
※光黒大豆はまず煮汁を作り、その煮汁で豆をもどします。

煮方
やわらかくなるまでの目安 70分
  1. もどした豆は水気をきらずにそのまま強火にかけ、煮立ったら弱火にします。
  2. 途中アクを取りながら、吹き上がってきたら差し水をします。
  3. 大豆は皮が破けやすいので、丁寧に混ぜます。

※光黒大豆の「黒豆煮」については別途レシピに掲載

上手に煮上げるコツ

  • 鍋は厚手のものを選び、落としぶたを利用すると比較的早く煮上がります。
  • 味付けは、豆が十分にやわらかくなってから最後に行います。(黒豆等は例外)
  • 上記調理時間は目安です。使用する機器等により前後します。豆は収穫からの時間経過により、煮上がりに要する時間が長くなります。

差し水とは

「冷たい水」のことです。
吹きこぼれを抑え、早くやわらかく煮る役割があります。一度に差す量は30cc程度。

よくあるお問い合わせから

豆を水につけると色が落ちてしまいます。異状ではないのですか?
※ 光黒大豆の調理において多い質問です。

豆の天然色素は水に溶け出す性質をもっています。特に新豆ほどよく水に溶け出します。その色素が溶け出した「つけ水」は捨てずにそのまま利用してください。調理過程で溶け出した色素が豆に戻りほどよく色づきます。

豆を水につけてもどすと豆の皮が破れてしまいます。
※ 大正金時、大豆の調理において多い質問です。

豆が吸収し膨らむ過程で、豆の一部が割れたり、表皮が破れたりすることがありますが、調理の過程で次第になじんできますので、煮上がるまでやさしく調理してください。

豆を2日間つけもどして煮たが、煮えムラがある。

豆をつけもどす場合、もどるまでの時間は5〜10時間です。長くても半日で、それ以上長くつけもどすと豆の性質上、煮えにくくなる場合があります。目安としては寝る前に水につけて翌朝に煮ると良いでしょう。
また、小豆類は水の吸収が少ないので、 つけもどさずに煮てください。つけもどすと煮えにくくなる場合があります。

鍋から一粒取り出し煮上がりを確認したが、食べてみると煮えムラがあった。

煮上がり状態を確認する場合は、一粒だけではなく数ケ所から豆を取り出し、全体的に煮上がっているか確認してください。同じ鍋の中でも、ひと粒ひと粒の豆が煮上がる時間は同じではありません。

豆の煮上がり時間を確認し、分量の砂糖で味付けをしたが、豆が硬くなりました。

味付けの際、一度に分量の砂糖を加えてしまうと煮汁の濃度が高くなります。濃度が高くなると糖分が豆の表皮に付着し、豆の水分を吸収し豆が硬くなってしまいます。砂糖で味を付ける場合は、分量の砂糖を数回に分けて味付けを行ってください。